これまでの人生苦労の連続だった。
ただ、今思うと、苦労してきて良かったなと思う。
苦労し、そのとき悩み、
それを解決しようともがいたからこそ
いろんな考え方、価値観をもち、
視野を広げることができたと思っている。
ある程度、年齢を積み重ねて仕事をしていると
若い人にアドバイスをする場面に出くわすことが多い。
それは仕事の仕方というのは、
どちらかと言うと、
物事の考え方、あり方、
人との関わり方、
コミニュケーションのとり方などが多い。
私もそうであったが、どうしても若い時は、自分中心となり、
自分に合わない人たちを批判し、
自分は悪くないというスタンスをとってしまう。
しかも、そのことに
自分自身が全く気づいていないこともある。
しかし、そのスタンスを続けていると
必ずうまくいかない時があり、
壁にぶち当たる。
ただ、私の印象論だが
この点については、意外と何度も壁にぶちあたっても
気づくことができない人も多い気がする。
言い訳をせず、
なぜうまくいかないのかを考え、
原因はすべて自分にあると
受け入れることができると
その先が見えるようになるが、
自分は悪くないと思い込み
他者のせいにしていると
ずっと、そこから抜け出せないなんてこともある。
いずれにしても、
経験は財産である。
うまくいかなかったことは
学びをくれ、
自分というものに深みをくれる。
その経験からくる深みの分
他者へ話をしたときに
納得感をくれるのではないかと
私は思っている。
ただ、本で読みましたとか
ただネットで拾いましたという知識では
やはり、どこか薄くて
それを自分という人間を通して
経験するからこそ、
それが血となり肉となり
自分という生き方になるのだと思う。